シリア 世界遺産古代都市ボスラ
シリア ボスラ
シリアの首都ダマスカスから南に約150km、ヨルダンとの国境付近にあるボスラという町には、旧市街とローマ劇場の遺跡が残っている。この町が歴史に登場するのは紀元前14世紀のこと。その後のローマ帝国下で交易の要衝となり繁栄を極めた。 ローマ劇場、大聖堂、ローマ浴場。かつて8万人が暮らしたという町の痕跡が至る所に残されている。特に保存状態が極めて良好なローマ劇場は圧巻だった。美しいコリント柱にかつての高官が座った豪華な椅子。かつての演劇と熱狂する民衆たちに思いを馳せた。 旧市街にはかつて預言者ムハンマドが訪れたという教会があった。今では一部の壁や柱しか残っていないが、彼がここでお告げを受けた場面を想像する。盛者必衰、無情なまでの歴史の流れを感じ、今私が日本で感じている平和が永遠には続かないだろうことを悟った。